研修事例

研修実施機関

実施機関団体名 株式会社学情
住所 〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-10学情梅田コンパス
電話番号 06-6346-6830 FAX番号 06-6346-6890
実施機関職員数 209名 受講生人数 52名

要 約

1.動機と目的

 当社は、全国ネットワーク体制により全国の約800の大学等(約1,000キャンパス)のキャリアセンター・就職部(課)や約5,200社にのぼる取引先企業との強固なリレーションシップを築き、学生向けの情報サイト「学情ナビ」・「モバ就」及び第二新卒と呼ばれる若年層の就職環境の改善に向けて開設した就職情報サイト「Re就活」にて学生の就職活動には欠かせないメディアを提供している。
 本事業では、新規就業(農)者を対象に、農商工連携の重要性やビジネスとしての魅力を伝えるため、農商工連携もしくはその関連産業に対しての就業意識を高めて、新規就業(農)者や若手の活躍の推進を図っていくことをねらいとしている。
 さらには、農商工連携の基礎やビジネスサイクルの各工程(生産→加工→流通)を『現場』にて体験することで、知識、スキル、実情、課題や問題解決など、幅広く学習する機会を与え、将来性ある若者を対象に“核となる人材”になることを目的とした研修支援を実施することとした。
 事業の取り組みとしては、地域ビジネスの成功モデル地区である上勝町の成功要因を分析して、研修カリキュラム化することで、全国各地で地域活性化につながる人材“地域活性型農商工連携プロデューサー”を育成していくよう、「葉っぱビジネス」で有名になった徳島県上勝町で研修を行う等の事業計画を立案した。

2.座学・実地研修内容

 本事業の講義・実地研修では、上勝町の成功要因となった「Ⅰ.地域ひとの気連携+Ⅱ.農商工体制連携=(二重らせん構造)」を研修カリキュラムの両軸とし、4分野(①地域ひとの気連携概論、②農商工体制連携概論、③地域ひとの気連携上勝論、④農商工体制連携上勝論)すべての知識やスキルの伝達方法等について「基礎コース」と「発展コース」の2種類のコース設定をして、講義研修(36時間)・実地研修(21時間)を受講しながら学習していく。
 本事業で学ぶ“概論”とは、「農商工連携にまつわる、一般的な知識・スキルの伝達・習得」、“上勝論”とは、「上勝の成功事例に沿った、農商工連携に必要な知識・スキルの伝達・習得」となっている。
 特に「基礎コース」では、新規就業者(平成22年~23年卒予定大学生・大学院生・専門学校生、平成20年~21年既大学卒生)が参加し、「発展コース」には、中小企業の経営者や従業員が参加している。

「Ⅰ.地域ひとの気連携」とは、
 地域(特に過疎や高齢化が深刻な山村地域)において、農商工連携事業によって地域を活性化させるためには、「町ぐるみ」の連携が不可欠
 ⇒町全体を(持続的に)“その気”にさせるための仕掛けづくり。
「Ⅱ.農商工体制連携」とは、
 売れる商品作り、(持続的に)供給するための体制づくり。
 そして、農商工連携の基礎知識を習得し、さらに現場感を備えた”実戦力となる人材”を育成・確保する。

   ≪本研修実施事業に関する概要≫

3.成果(今後考えられる成果)

  農商工連携の基礎となる知識はもちろんのこと、実際に農商工連携による地域活性型の成功モデルとなった“上勝葉っぱビジネス”を本研修の実地研修先として、この事例に携わってきた人物を講師として迎え、「現場感(農商工連携の現場で実際に必要とされるもの)」を身につけるとともに、地域ビジネスに必要なノウハウ、知識、スキルを習得することができた。
 また、生産・加工・流通など、農商工連携(川上から川下まで)を横串に刺したビジネス感覚を習得するとともに、農商工連携を支援・推進していく人材に必要とされる知識やスキルの再確認もできた。
 なお、上勝町での実地研修を実施したことにより、当社としては、本事業に関わってきた支援企業・団体・組織との関係の強化及び全国の幅広いネットワークの構築ができた。今後、一層このネットワークを活かして受講生に対して、上勝町への定住(U・Iターン)や上勝町内での就業、就農、起業等、上勝町役場や町の協力企業と連携して、手厚い支援とフォローを行うよう取り組んでいきたいと考えている。
 さらには、受講生自身が所属する(もしくは所属するであろう)組織や団体において、本研修で習得したことを、共有・伝播し、組織全体の活性化及び人材育成につながっていくことが期待される。