受講生の声

プロフィール
  • 氏 名
    工藤 秀彌(クドウ ヒデヤ)
  • 年 代
    70代
  • 性 別
  • 所属団体・会社
    有限会社ミートデリカ・クドー
  • 研修実施機関名
    国立大学法人山形大学農学部
  • 商品名
    さといもコロッケ
    庄内三元豚焼豚
  • 農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定
    認定申請の準備中
新商品開発と販売戦略についてのインタビュー
  • 商品開発の経緯(苦労話)を教えてください。
  •  里芋には、一般的に売られている「小芋」「孫芋」と、収穫後に畑に放置されてしまう「親芋」があります。株の中心に残された親芋は、小芋や孫芋よりもアクがなく淡泊でさっぱりしていますが、硬いという理由で市場に出回ることがありませんでした。全体量の3分の1を占める親芋を他の商品に利用することができないかと考え、鶴岡市農協の協力のもと、親芋をつぶして「里芋ペースト」というものを作りました。その里芋ペーストに、叶野野菜農場(山形県東田川郡)が月山山麓で生産しているジャガイモの「北あかり」、山形庄内で飼育されている三元豚を加えることで、製品化したものが「さといもコロッケ」です。財団法人庄内地域産業センターの太田プロデューサーの立ち会いのもと、材料の分量割合を試行錯誤しながら3品の試作をしましたが、「さといもコロッケ」は非常に柔らかいため、自前の成型機では型抜きができず、すべて手作業で行わなければなりませんでした。そのため、試作品として形になったのは一品だけでした。


            親芋                         「さといもコロッケ」


     山形庄内三元豚のもも肉を使用した「庄内三元豚焼豚」の売上をさらに伸ばすため、製造改善をしました。地域共同テクノセンター(山形県鶴岡市)内「鶴岡マイクロバブル研究会」協力のもと、マイクロバブル試作機(特許申請中)で塩水の水槽にマイクロバブルを発生させ、そこに三元豚を漬け込むことで、従来の製造方法よりもあく抜き・活性化・熟成が進行することがわかりましたので、他製品の製造過程においても活用したいと思っています。


    「三元豚焼豚」


  • 商品の特徴・PR(こだわり)についてお聞かせください。
  •  「さといもコロッケ」は、一般的な里芋コロッケよりも柔らかいということが最大の特徴であり、以前に試作商品として販売した際、お客様に好評だった理由も「柔らかさ」でした。また、里芋独特の粘り気が奥深い味となっています。すでに一時加工がしてありますので、材料保管の心配はなく、生産性は上がると思います。
     また、「庄内三元豚焼豚」に使用している山形庄内の豚肉は、銘柄豚として全国でも有名です。それを焼豚として製品化し、真空包装形態のブロックだけではなく、食べやすくカットスライスもし、冷蔵・冷凍流通で販売しています。

  • 販売戦略(今までの実績とこれからの販売目標)についてお聞かせください。
  •  「さといもコロッケ」は、今はまだ手作業での製作のために販売量は多くありませんが、試作品として売り出した際に「美味しかった」というお客様の声をたくさん聞くことができ、また買いに来てくれたお客様もたくさんいました。一日当たり50個ほど製作しておりますが、すぐに完売してしまう状態です。今までは試験販売といった販売方法でしたが、この商品は毎日のおかず向きですので、今後は単品で店頭販売をしていくことで一定の量を売り上げることができると見込んでいます。また、商品重量を変えて成型することが可能になれば、弁当メニューの添え物にすることもできるため、現在は試行錯誤を繰り返しています。
     「庄内三元豚焼豚」は製造改善したことでお客様にも好評を得て、1カ月当たり100キロを超える売上があり、店頭にて毎日販売しているバイキング形式の惣菜よりも、ワンランク上の惣菜として位置付けることで、魅力のある商品に仕上がっていると思います。新しく開設するホームページにおいても、平成24年度には年末年始の手土産品として掲載する予定でおり、今後は味覚分析検査等をすることで、マイクロバブルの使用によって味覚がどの程度変わるのかを調べ、新たなキャッチフレーズをつけて販売し、さらなる売上の向上を図りたいと考えています。