受講生の声

プロフィール
  • 氏 名
    柴野 大造(シバノ タイゾウ)
  • 年 代
    30代
  • 性 別
  • 所属団体・会社
    株式会社マルガー
  • 研修実施機関名
    石川県中小企業団体中央会
  • 商品名
    能登のもったいないジェラート
  • 農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定
    時期は未定だが、申請を検討している。
新商品開発と販売戦略についてのインタビュー
  • 商品開発の経緯(苦労話)を教えてください。
  •  「能登ワイン」を製造している能登ワイン株式会社では、ワインの製造工程で出される葡萄の果皮が年間約10トンもあり、この葡萄の果皮の有効活用が求められていました。
     私は地元の食材を使用してジェラートの展開を行っており、当時、石川県中央会が主催していた農商工連携人材育成講座に受講生として参加していました。そこに石川県中央会の担当者から、能登ワインの葡萄果皮を使用したジェラートの製造を考えているとのご相談をいただきました。当社としても、能登地域の活性化並びに当社をアピールする絶好の機会と捉え、協力させていただくこととなりました。そして、石川県中央会がサポート役に回り、能登ワイン株式会社と当社でプロジェクトチーム「もったいない葡萄プロジェクト」を立ち上げ、葡萄果皮(副産物)を使用したジェラートの開発を始めました。
     このプロジェクトにより、廃棄されていた葡萄の果皮の約5%が新商品として生まれ変わりました。

      
      ジェラート製造工程                      「能登のもったいないジェラート」


  • 商品の特徴・PR(こだわり)についてお聞かせください。
  •  「能登のもったいないジェラート」は、石川県内にある大手コンビニエンスストアチェーン、地元百貨店、地元のスーパー等で販売され、非常に好評を得ている商品です。
     この商品の特徴は、能登の新鮮な生乳をベースとしたバニラ味のジェラートに、地元穴水町の特産品の一つである「能登ワイン」のワインを絞った後の葡萄の果皮をジャム状にし、ソースとして使用している点です。このソースは、葡萄の果皮に能登半島の新鮮な生乳と能登ワインを加え、一度ペースト状にしてからソースにすることで、深みのある味に仕上がっています。

  • 販売戦略(今までの実績とこれからの販売目標)についてお聞かせください。
  •  プロジェクトの立ち上げ当初は、商品を取り扱ってもらう大手コンビニエンスストアの厳しい意見をいただきながら、試作品を作っては最初からやり直しの繰り返しでした。その努力の成果が実り、商品が完成したと同時に販売した初回生産の6,000個は約1週間で完売、追加で発売した6,000個もあっという間に売り切れました。この結果により、名は体を表すではありませんが「能登のもったいないジェラート」のネーミングにあるように、「果皮を捨てるのはもったいない」と「人に教えるのがもったいない」という2つの「もったいない」という意味が市場に受け入れられたのだと実感しました。
     平成23年3月に販売を開始して以来、累計約2万個を販売しております。石川県内においての認知度も高まっており、当社としても地域の活性化に貢献することができましたので、大変良かったと思います。今後はコンビニエンスストアだけでなく、レストランのデザートなどとしても取り扱ってもらえることを目標としております。