受講生の声

プロフィール
  • 氏 名
    渋谷 良治(シブヤ リョウジ)
  • 年 代
    60代
  • 性 別
  • 所属団体・会社
    株式会社CSソリューション
  • 研修実施機関名
    株式会社北海道ソフトウェア技術開発機構
  • 商品名
    自走式収穫ロボット
  • 農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定
    中小企業のものづくり基盤技術の高度化の認定済み
新商品開発と販売戦略についてのインタビュー
  • 商品開発の経緯(苦労話)を教えてください。
  •  平成20年度から帯広畜産大学と「画像解析による黒毛和種の増体管理」などの共同研究を進めています。温度画像を牛の健康モニタリングに活用するため、帯広畜産大学や北海道農政部、地方独立法人北海道立総合研究機構 畜産試験場・根釧農業試験場、酪農学園大学などを訪問し、シーズの把握とJA中標津、白老町、新得町、池田町などの生産者を訪問しながら、ニーズの把握と温度画像の撮影を2年間行いました。ここで得た情報を基に「他社との差別化と研究開発費の支援を得る」ため、支援事業等に7回応募しましたが全敗でした。
     そんな時に農商工連携等人材育成研修での受講仲間から、廃校や空き倉庫などの空間を利用しホワイトアスパラガスの栽培を計画しているところで収穫ロボットを必要としているという話を聞き、さっそくアスパラガスを画像認識し、温度画像により人を検知し安全に自律走行する収穫ロボットを考えました。
     平成22年度経済産業省の「戦略的基盤技術高度化支援(サポイン)事業」に応募しましたが落選し、続いて平成22年度農林水産省の「新たな農林水産政策を推進する実用開発事業」にも応募しましたが、これも落選しました。「失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる」という言葉を支えに、研修で得た知識と人脈を基に改良を重ね、平成23年度のサポイン事業に採択されました。


    台車イメージ図


  • 商品の特徴・PR(こだわり)についてお聞かせください。
  •  サーモグラフィの画像解析で人を検知して人身事故を防止し、熱源ランドマークで自律走行するロボットの制御ソフトウェアを開発しました。また、L字型4眼ステレオカメラからの画像・動画の解析により、対象物を選別、収穫する自走式収穫ロボットを研究開発し、人の作業速度以上を保持させるため茎葉搬送技術を高度化しノンストップ収穫を実現しました。

  • 販売戦略(今までの実績とこれからの販売目標)についてお聞かせください。
  •  経済産業省の「平成23年度戦略的基盤技術高度化支援事業」において3年間の計画で認定を受けました。研究開発期間は平成23年8月から平成26年3月までとなっており、開発後1年目にサンプル出荷をして実証を行います。開発後1~2年目は道内生産者、特に名寄市を中心に、2年間で20台を販売目標としています。
     さらにその2年間で立茎栽培での自動収穫機を開発し、3年目から全国販売網(本事業のアドバイザーとしてホクトヤンマー株式会社からも1名を参加いただいており、全国販売の際はホクトヤンマー株式会社の販売網と共同事業者であるオサダ農機株式会社の販売網を活用する予定です。)を使い、全国32,700生産者(作付面積平均20aで試算)をターゲットとし、3年間で280台を販売する計画としています。