受講生の声

プロフィール
  • 氏 名
    高木 厚(タカギ アツシ)
  • 年 代
    60代
  • 性 別
  • 所属団体・会社
    赤倉ファーム
  • 研修実施機関名
    国立大学法人山形大学農学部
  • 商品名
    最上赤にんにく
  • 農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定
    認定申請の準備中
新商品開発と販売戦略についてのインタビュー
  • 商品開発の経緯(苦労話)を教えてください。
  •  商品開発のテーマは、最上伝承野菜の一つである「最上赤にんにくの生産・加工・販売までを民間主導で進め、首都圏に展開する」ことです。最上赤にんにくは、これまでは毎年7月に収穫したものが直売所に少量のみ出回り、年内で終了というものでした。伝承野菜ならではの歩留まりの悪さを克服しながら安定した収穫を目指すには、生産段階だけでも課題が数多くあります。また、単に伝承野菜だから売れるというものではなく、従来のにんにくとどこがどう違うのかをお客様にわかってもらえるような情報提供も必要と考えます。さらに首都圏向けの販売ルートも全く未知のものであり、そのアプローチさえわかりませんでした。生産段階の課題については、にんにく生産の本場である青森へ出向いたり、研修実施機関の山形大学農学部(山形県鶴岡市)の先生に相談し、原因と対策を考えながら進めています。従来のにんにくとの差別化については、山形大学MOT(山形県米沢市)の科目履修生となって通学し、先生と一緒に機能成分や旨さの違いを数値として明らかにしました。また、販売ルートについては、まずは山形県のキーマン、あるいは拠点を抑えながら、来年度の首都圏向けの足がかりを築いている段階です。

      
    開発商品各種                         物産館での販売


  • 商品の特徴・PR(こだわり)についてお聞かせください。
  •  最上赤にんにくの特徴は、①最上地域で昭和20年以前から自家採種してきたもので、最上地域以外で広く販売したことはなく「幻の赤いにんにく」と言われている、②にんにくの大きな効用機能成分であるアリシンが多く含まれている、③コクと旨みが他のにんにくと比べ、生及び乾燥、醤油漬けなどの加工品においても勝っている、④環境保全型農業を目指し、最上ならではの牛糞ベース堆肥の使用、除草剤は使用しない、定植後の防除は有機栽培で認められている農薬を使用、といった栽培方法を行っています。

  • 販売戦略(今までの実績とこれからの販売目標)についてお聞かせください。
  •  平成23年7月に初めて「最上赤にんにく」を収穫し、来年度の本格販売に向けて今年はテスト販売ということで進めてきました。平成23年9月には、「最上赤にんにく」を栽培している前向きな生産者農家同士で最上町先進事業部会を立ち上げ、事務局長に就任し最上町の支援を得ながら首都圏向けの大ロットでの販売に向けての体制を整えることができました。「①山形を代表するレストラン」、「②最上の玄関口である新庄駅にある物産館」、「③最上の幹線道路沿いにある川の駅」、「④東京板橋にある最上町のアンテナショップ」に加工品を含め納品を行っており、もがみ物産館(山形県新庄市)においては平成23年10月の売上で領収書に収入印紙を使用したほど売れ行きも好調です。こういった場所でのテスト販売を続けながら、お客様や販売店の声を吸い上げ、部会全体での栽培面積40aからの全収量を用途に応じて全部出荷することが来年度の販売目標です。